まちづくり、住まいづくりは、ますます「質」の高さを求められています。また、不動産価値の中に占める環境の価値に注目が集まっています。その中で市場は、「目に見える環境」である「景観」を不動産価値として評価しているのでしょうか?。時間距離、築年等の要因に加えて、不動産の価格形成要因として、「景観」をどのように捉えているのでしょうか?。
当研究所は、そんな疑問に答えるべく、実証的な調査・研究を行っています。景観の価値を評価した、まちの価値、住まいの価値に迫ることを目指しています。
住環境に関わる価格形成要因と既存事例における分譲価格との関係を北摂地域等対象に実証的に整理・分析し、住環境に関わる譲渡条件を検討した。主な調査項目は以下のとおり。
景観形成に積極的に取り組み、評価されている事例およびその近傍の一般的な事例について、調査・分析・比較することにより、景観が中古マンションの取引価格の形成に与える影響を検証した。主な調査項目は以下のとおり。
集合住宅における、市場価格の中に占める景観を形成する要素(景観要素)の経済的価値を、実地調査に基づき定量的に分析した。また、地域的にどのような様相にあるかを、首都圏の3地域において調査した。主な調査項目は以下のとおり。